BRIDGE TERMINAL SECIプレイスEvent Vol.18 20240905 片付けパパ対談シリーズ#24
◆ANA社員の学び合いがすごい!個性を活かして成長する秘密とは?
◆ANA Study Flyに学ぶ暗黙知の表出化と共同化
ANA1の社員が自分たちの学びをシェアするオンラインスキルシェアプラットホーム「ANA Study Fly」をご存じでしょうか。ANAの新規事業ですが、このコミュニティ、ただのオンライン講座じゃないんです!
個人が主役!
「私も教えたい」「私も学びたい」そんな社員の想いをカタチにした、教える側も学ぶ側も両方ワクワクできる場なんです。
どんなことをしてるの?
- 経験をシェア: 旅のエピソードから、仕事で役立つスキルまで、なんでもあり!
- スキルアップ: 資格取得のための勉強会や、新しい言語を学ぶグループも!
- 仲間探し: 新規事業の仲間探しや、共通の趣味を持つ仲間との出会いの場にも!
なぜ「ANA Study Fly」が人気なの?
- 成長を実感できる: 教えることで自分の知識が深まり、学ぶことで新しい発見がある!
- 孤独じゃない: 同じ目標を持つ仲間と励まし合いながら、成長できる!
- 会社が応援してくれる: 会社も社員の成長を応援していて、積極的にサポートしてくれる!
ANA Study Flyが目指す世界は
「空で活き活き、陸でもワクワク。」
人的資本の最大化なんです。
第24回目は、ANAホールディングス株式会社 未来創造室デジタルデザインラボ
チーム・モナリザ(陸CA) タレントマネジメント事業化プロジェクト のプロジェクトディレクターであり、
全日本空輸株式会社 客室乗務員も兼務されている渡海朝子さんをお招きし、
誰もが「教える人」になれる
~ 社員の経験やスキルを活かすANAの新規事業「ANA Study Fly」 ~
というテーマでお話を伺いました。
空を飛ぶ仕事にもかかわらず、コロナ禍で90%の飛行機が飛べなくなるほどの崖っぷち。そんな状況の中、ANAのCA(客室乗務員)がボトムアップから立ち上げ、今では新規事業としてANAの現役社員が講師となって、多種多様な講座を提供するサービスを展開されています。
◆CAじゃなくなった時に私に何ができるだろう?
はじめたきっかけはコロナ禍でした。飛行機は空の居場所を失い、空港でも機内でも、お客様に会うことができなくなりました。
日本の国際線利用客、コロナ前が1億204万人に対しコロナ禍は190万人。割合にして98.14%、1億人超の減少です。
数字が凄すぎて「はじめはよく分からなかった」渡海さんですが、事態の深刻さが分かるにつれ、自分たちの仕事もなくなるかもしれない、そんな中でも会社が雇用を守ってくれていることの感謝に何とかしなければという思いが湧き上がってきたのでした。
陸に上がったCAに何ができるのだろうとチームで自分たちを見つめ直した時に、英語でお客様と会話するのが楽しかったこととか、お客様によりワインを楽しく召し上がっていただくために取ったワインソムリエの資格とか、他の方より少しは多くの国に行った事や世界遺産の知識など、何か話せることがあるんじゃないかと気づいたのでした。そう、この「話す」というのも仕事で当たり前にやっているけどCAではない一般人にはすごいことだったのです。実際、渡海さんの話し方はまさにCAさんのアナウンスそのもの!MC大村さんの2千倍(本人談)も滑舌よく、聞きやすく、そして声が美しい。講師にはぴったりです。(そういえばCAを卒業されてからマナー講師になられた方や話し方を教えていらっしゃる方いますものね、納得です。)
そうして社内をあらためて振り返ればANAは人材の宝庫だということに気が付きます。
8,000人のCA、グループ社員40,000人、営業などグループ内での兼業経験者5,000人、出向経験は2,300人、国際感覚というところでは海外と国内に合わせて約1,000人/日のCAがステイしています。
CA6,000名にアンケートを取ったら、出てくる出てくる、保有資格が500以上でうち国家資格保有者が221名もいることが分かり、手を挙げてくれる人もいて、講師をやってくれる人を集めていきました。
自分の作りたい講座をフラットに好きなものを好きに作っていいとしたところ、講師と講座は増えていき、現在販売されている講座数は190にもなっています。
◆社員提案制度から新規事業へ
発案者の一人である渡海さんもまた、会社の中でのキャリアアップとは別のサードプレイスを求めて、キャリアコンサルタントやプロティアンキャリア協会認定ファシリテーター・認定メンターの資格を取得されていました。この知見が「何とかしたい」という思いを社内での新規事業としての提案に進路を取ることになります。
2021年度ANAグループ社員提案制度において、企画した『人材活用最大化事業』案が最終審査通過、2022年6月にANAホールディングス株式会社 未来創造室に出向し、ANA Study Flyスキルシェア事業化推進プロジェクトリーダーへと繋がっていきます。リスキリングとか副業解禁などが喧伝される昨今ですが、社外での学びは社内の業務にも有用であることの証左ですね。
渡海さんはCAは空の安全と快適をお届けする専門職(スペシャリスト)ではあるけれどもゼネラリストではない(陸でなにができるか?)と考えていたところから、会社の中にももう一つの活躍の場があってもあっても良いのではないか、コロナで対面の活動ができないのならオンラインでのスキルシェアならお客様に何か提供できるのではないかと考えたのです。
思いをかたちにするにあたって、裏付けとなったのがプロティアンキャリア理論2です。自分らしくあること<identity>と変化を活かす力<Adaptability>のかけ合わせて、社員と言えども自分のキャリアをオーナーシップを持って考えていくことがVUCAの時代には必要だと説き、事業化へのGOサインを取り付けたのでした。
◆ANA Study Flyのソリューション
事業化するにあたっては、ビジネスとして成立するための顧客満足と参加社員の自立性との両立を目指し、事業スキームとソリューションを構築していきました。
顧客満足視点では、5スターホスピタリティ3のANAが提供するサービスであるという安心感・期待感を裏切らない学びの「Journey」とコミュニケーションを大切に、お客様満足度98.8%をマーク。
講師(社員)視点では講師デビューマニュアルや公開リハーサル、相談し合えるコミュニティ運営などチームメンバーのサポートによって一歩を踏み出しやすい環境を整え、法務サポートや法人への推薦など会社としての支援と、通常業務の延長ではなく、個人事業主として個別に金銭報酬が得られることで感情報酬だけではないモチベーションの底上げにもなっており、社員講師は182名を数えるほどになっています。副業というと社外に求めるものというイメージがありますが、それを覆す興味深いモデルだと思いました。
ANA Study Flyは、グループ社員がすでに持っている経験やスキルを活かすだけではなく、環境の変化に苦悩しながら自分たちも新たな知識やスキルを獲得し変容してきました。
「何の取り柄も特に別にない、普通の子育てに苦労しながら、いつ会社を辞めるかわからないと思っていた」そんな渡海さんがコロナ禍で会社の危機に直面して気がついたこと、
それは、いろんな仲間を見つければ、会社も巻き込んだ新規事業にもなり得る、『どんな人にでも、経験やスキルをいかして世の中に還元することができる』
という私たちに向けてのメッセージでもあるのです。
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◆Q&Aから一問一等
ここまで聞いて「そうだよね」という納得と「そうはいってもね」という疑問をお持ちになった方も多いのではないでしょうか。ライターもそうでした。
CAにはそもそも簡単にはなれないですし、地頭も教養もおありのエリート集団。特別だよね、ANAのブランド力もある。。
質問コーナーではその類の質問が多く寄せられました。
そんなギモンにも渡海さんは「そんなことないですよ」とにこやかなCAトークで答えます。ここでは一問一答でいくつかを紹介します。
何かを教えるためには、ある程度の知識量がないと自信をもって「教える人」にはなれないように思っていますが、そういった考え方は自分でハードルを上げすぎでしょうか。皆さんどのような決心をもって講師に名乗りを上げているのかを知りたいです。
結構これ聞かれるんですけれども、皆様の「鈍感力※」次第かなっていうところもあるのかなと思いますし、講師に聞いたところでは専門知識はもちろん必要ですが、相手と共に学ぶ、寄り添うという視点も取り入れると意外となんとかなります。
自分の経験やスキルを見つけて活かすことをしたく、参考にしたいがどのように見つければよいでしょうか?「誰もが「教える人」になれる」が気になったので、誰もが教えらる人になるのかを教えてください。
自分にとっての当たり前や得意が意外と人のスゴイ!教えて!だったりします。目の前に扉があるなら開けてみる、窓があるなら開け放つ。きっと新しい景色が見えてきます。これまでの経験の中で、ご自身が学んで実践してきたことを基準に成功体験を活かして具現化出来ることを探して見てはいかがでしょうか。私にとってはVLOOKUPができる大村さんは神で、ほめてくださった「わかりやすく聞きやすい話し方」はCAでは当たり前のことです。
仲間の作り方で工夫したこと、「教材」にできる「経験」の見つけ方、磨き方のヒントなどがありましたらお教えください。
新規事業や社内提案制度での仲間集めでは、その熱意をもうとにかくアウトプットする。こういう世界を作りたいみたいなことをいろんな方に話せば、一緒にやりたいっていう方が集まってくれます。 自分のやりたいことを声に出すことが大事だと思います。
「教材」にできる「経験」の見つけ方、磨き方は、例えば「旅講座」なんかは私たちがステイ先で出会った風景、食事、流行、お土産など、一般的な情報や経験でも講座としてのニーズはあります。また、お客様からアイデアをもらったら次はそういう視点でアンテナを立ててみることでステップアップにもなります。
※「鈍感力」の大切さ
渡海さんは語りかけます。
このコミュニティで大事なのは「鈍感力」!完璧じゃなくてもいい、失敗してもOK!そんな大らかな気持ちで、みんなで学び合っています。
CA仲間にとっては当たり前なことでも他の人にとってはすごいことかもしれない。
だから他の人よりちょっと得意なこと、語れること、熱中したことは、教材の原石になると思いますので、あとはそれを発信できる形に順序を整理するだけで立派な講座になります。世間のウケ狙いも大事ですが、多少ニッチでも好きなことの方が磨き続けられるし、コアなファンが集まりやすいと思います。
誰も全知全能にはなれないので、「分からないことは素直にそう伝える」心がけを持って講師に臨んでいます。知ったかぶりをしない、不確かなことは言わない。いい意味で開き直る、今の自分に教えられることだけ教える。少し肩の力を抜いてみても意外となんとかなります。
好きなものを出して売れなかったら傷つきそうとか考えない
「鈍感力」が大事です。
売れなくても誰も傷つきません。
誰にも迷惑をかけることなく、トライ&エラーは次は絶対いいものができるので、売れなかったものは売れるものになると思いますしニーズはこれじゃないんだって気づける。でも、出さなければお客様の求めていることはこれじゃないんだって気づけないんです。「半学半教」でお互いに学び合うスタンスであれば気軽に聞ける、「100歩先行く神様(大先生)より、1歩前にいる人の方が色々教えてもらえそう」と仰っていただいたお客様もいらっしゃいました。
全く本業と違うところで、新しい取り組みを成功されていて、なにげない自身の特徴や他人に貢献できるところに価値があるというところに新たな気づきができました。
主体的に動くこと、動くことで新たに学べることがあるといったことを改めて理解できました。
鈍感力が大事という事に気付かせてくださいました。
教えることに自分でハードルをあげていました。「誰か一人でも喜んでくれるなら」という気持ちであればできそうな気がしてきました。ありがとうございました。
自分が当たり前に出来ていることにも他の人からしたら需要があるかも と考えることができました。
考えるより行動 やっぱりそこですよね。
まだまだたくさんの質問をいただきました!とても参考になると思うのでがんばって載せますね♡
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「ANA Study Fly」を知りたいです。 スキルアップ、キャリアの充実に大変関心があります。本サービスを実際に立ち上げた方の講演に興味があります。本サービスのとっかかり、立ち上げ、持続のポイント、キーワード等を伺いたいです。 弊社の「PORT」のような活動なのでしょうか? 女性比率が高い独特な組織と思いました。男性も参画してる? 男性がいる/いないことでの弊害はあるのでしょうか?
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ストアカやPeatixのようなプラットフォームを利用してサービス提供しています。持続のポイントは個人事業主として主体性を教える先生に持ってもらっている点です。最初はCA中心で講師は女性ばかりでしたが、今はパイロットなど男性の先生も参画してくれています。90%以上女性です。男女比の弊害は特に感じていないですが、職業上ITリテラシーは全体的に低いので(講座のパワポ作成、受講者の分析など)、課題感はあります。
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コロナ禍で急激に状況が変わってしまった中で個々のスキルを新規事業にしたということにとても興味が沸いた。自分でも何か出来ないか、実際に実行された方のお話をお伺いしたいと思います。[崖っぷち]の中で、モチベーションを上げるために皆さんどんなことをされていたのか。。
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コロナ禍はピンチをピンチのままにしたくない、どんな状況でもあきらめないというCAの真骨頂だったと思います。雨が止むのをただ待つのではなく、降りしきる雨をどう活用するのか。皆で知恵を出し合って一歩でも半歩でも前に進もう、という気概が大きなモチベーションだったと思います。不安な時はChatやzoomで雑談しあい、夢を語り合い、励まし合いました。
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私も似たようなアイデアを弊社内のコンテストに出したことがありますが、却下されました。御社では、どのようにして評価され、未来創造室「ANA Study Fly」スキルシェア事業化推進の組織を新設することができたのか、教えていただけますでしょうか。
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ANAにDa Viinci Campという社内提案制度があり、提案制度の1次審査突破から最終選考までの間に実際にお客様にお金を払って受講してもらうという実証実験を行いました。プランをThinkするだけでなく、実際に作成して販売というDoに行動を移したことで評価を得られたと感じています。
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色々興味を持って勉強するものの、学びっぱなしで単なる趣味になっていることが多いのでモヤモヤしています。
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教えることで逆にさらに学ぶようになりました。講座での質問に対してより喜んでもらえる回答をしたくなるから学ぶというような好循環を感じています。
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得意を社会に還元する方法に興味があります。
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スキルを持った講師陣が集まることで、各種イベントやいろんな機会を創出することができるのかなと思います。一人で実現できないこともチームで!です。また部署を超え、分野も超えて集まることでそれぞれの活動のアイディアや刺激をし合えるのも次の活動につながるような気がします。
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自分で理解しているつもりでも、他人に教えることが昔から苦手です。
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相手が何を聞きたいか、知りたいかに興味関心を持つことで、自然と教えてほしいことで満たすことができます。
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再雇用期間満了を目前に控え、新しい仕事への模索をしている中で、誰もが「教える人」になれる
~ 社員の経験やスキルを活かすANAの新規事業「ANA Study Fly」 ~ というテーマのご案内に関心を持ちました。 -
私も同じ経験からこれまでの経験をアウトプット出来る機会だと捉えていろいろなところに顔を突っ込んでいます。その中から自分のライフスタイルに合わせた活動につながっていますので、ぜひトライしてみて下さい。
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皆さんの教え方に興味があります。
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ANA Study Flyは「寄り添う」を講師全員心がけています。講座の題名は同じでもなぜその講座を受けに来たのかの背景がちがうため、講座の最初に受講理由をシェアするとその方の知りたいことに合った顧客思考の講座の展開ができます。
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教える立場としての心構えや皆さんが大切にされている思い、教えることへの悩みや、困ったことなど、良い話しよりもネガティブな出来事を教えて欲しいです。
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情熱を持って講座内容をお伝えしていましたが、途中から個人的な興味(講師個人やANAのCAという商品に対するもの)で受講されているのが分かった時に少し落ち込みましたが、もともとANAのCAという肩書がなければ受講してもらえなかったかもしれない、と割り切り、更に情熱を込めてお伝えしました。万人から100点をもらおうと思わないように、自分らしさが出るようにしました。
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どのような内容の講座があってどのようなやり方でやっているのか知りたいです。
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英会話、キャリア、資産運用、相続、手話、コミュニケーション、メイク、書道、3Dプリンターなどなど多種多様な講座が展開されています。一人で様々な分野の講座を担当している講師もたくさんいます!
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「ボトムアップ活動を新規事業に昇格させるまでの道のり」が知りたいです。
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仲間が大事です。この人たちと頑張りたいって思えているからANA Study Flyに登録しています。あとは頼られると実力以上発揮したくなる性格があります。- ワイン講師より。
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スキルの棚卸と、世の中のニーズとをマッチングさせ、強みを見つけ活かす考え方を知りたい。
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世の中のニーズを拾うスキマ産業だと思っています。ただ、暗くなりがちなテーマをできるだけ明るく、前向きなモノに捉えていただく事をこころがけています。-(相続、遺言)
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職場でも、プライベートでも、もっと自分の知見や経験を周りに伝えることができるようになるために、まずはじめにどんな心掛けが必要なのかを伺いたい。
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普段の生活の中で豆知識や経験のない方に自分の経験をお伝えする場面を想像していただけるとわかりやすいと思います。未経験の方からするとあなたの持っている体験談は有益な情報です。どう伝えたらもっとお役に立てるかな?という視点で日常を過ごしてみると価値ある情報提供につながります。
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現在、再雇用して頂いているのですが、社外への道も検討するチャンスに直面しています。
正に、経験やスキルを教えることが求められているのですが、環境が大きく変わるので少し悩んでいます。外に飛び出す勇気を頂けるかもしれないと思い視聴させていただければと思いました。 -
これまでの経験やスキルが他の世界でも必ず役立つ部分はあります。まずは一歩踏み出さないと何も始まらないので、年齢関係なくこれも経験と思って飛び出してみてください!
◆おわりに
どうでしょうか。なんとなくできそうな気になってきませんか。 渡海さんは経済学者ヨーゼフ・シュンペーターのことばを引用します。
「イノベーションは知性の偉業ではなく 意志の偉業である」
そうです。意志とは「行動・実践」する意思なのです。
Thinker to Doer
考えるだけの人から行動・実践する人へ
社会の必要性と自分がやる意味があるならビジョンを掲げ、行動をしましょうと渡海さんは説きます。
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1952年、戦後まもない日本で、ANAは純民間航空会社として、たった2機のヘリコプターから創業しました。
私たちも今日から、明日から、行動する「意志」でワクワクする未来を創っていきたいですね。
想いに、翼を。 学びに、翼を。
- ANAの公式な呼称は(エー・エヌ・エー)です。ANA社員さんに「アナ」って言うとにらまれる(ことはありません。^^) ↩︎
- プロティアンキャリア理論は、アメリカの心理学者ダグラス・ホールによって提唱されたキャリア理論。環境の変化に応じて自分自身も変化させていく柔軟なキャリア形成を重視しています。「プロティアン(Protean)」という言葉は、ギリシャ神話に登場する変幻自在の神プロテウスに由来し、変化に適応する能力を意味します。https://protean-career.or.jp/about
プロティアンキャリア理論では、従来の組織内での地位や給与といった客観的な成功指標ではなく、自己成長や心理的成功を重視します。ホールは、この理論の中で「アイデンティティ」と「アダプタビリティ(適応能力)」の二つのコンピテンシーが重要であるとしています。これにより、個人は自分のキャリアを主体的に形成し、変化する環境に柔軟に対応できるようになるとされています。 ↩︎ - ANA グループは、英国SKYTRAX 社による「World Airline Awards」にて、空港サービス全般を評価する「World’s Best Airport Services」、アジアを拠点とする航空会社の中から空港スタッフや客室乗務員によるサービス品質を評価する「Best Airline Staff in Asia」の2部門で最も優秀な航空会社として選ばれました。 https://www.anahd.co.jp/group/pr/202406/20240624.html「World Airline Awards」は、世界中のお客様によるオンライン形式のアンケート結果などに基づき決定されるもので、「World’s Best Airport Services」は11回目(5回連続)、「Best Airline Staff in Asia」は9回目(4回連続)の受賞となります。 ↩︎
◆らいたーずぼいす
「そりゃCAさんだからでしょ、特別でしょ、ドジでのろまなカメじゃなれないエリートでしょ。何でもできるよね。。。」と思ってましたハイ。でもそれは違いました。みんないっしょなんですね。CAといえども、意外に自己肯定感が低かったり、ひとりではなかなか一歩踏み出せないひとがいて、自分にできること、人に与えられることに気づかないでいる。人よりほんの少し簡単にできて、ほんの少し得意なこと。それは誰しもきっと持っていると思うのです。自分の自慢ではなく相手(受講者)の気づきや成長のためにという視点をもって接すればお客様はついてきてくれるし、講師も生き生き活躍できる場になります。そして、ひとりではできないけれど仲間がいればできることも広がることでしょう。
ANA Study Flyは、社員が主体的に学び合い、成長できる素晴らしい取り組みであり、社員のモチベーション向上や、企業全体の活性化にもつながる素晴らしい取り組みでした。
渡海さん、チームモナ・リザの皆さん、ANA Study Fly講師のみなさん、ありがとうございました!
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◆講演資料のご案内 ならびに皆様へのお願い
資料はこちらからダウンロードできます。
講演者のご厚意での提供ですので、お取り扱いには何卒御留意ねがいます。
◆渡海 朝子(とかい あさこ)さんの情報
ANAホールディングス株式会社 未来創造室
全日本空輸株式会社 客室乗務員(兼務)
資格:国家資格キャリアコンサルタント
プロティアンキャリア協会認定ファシリテーター・認定メンター
大学卒業後、JALスカイサービス株式会社に入社、空港ハンドリング業務を担当
2001年 ANAに転職、20年間の中で育児休暇を二度取得しながら、客室乗務員として乗務にあたる(国内線/国際線チーフパーサー資格、ファーストクラス資格、チームリーダーなど)。
2021年度ANAグループ社員提案制度において、企画した『人材活用最大化事業』案が最終審査通過、2022年6月にANAホールディングス株式会社 未来創造室に出向し、現在はANA Study Flyスキルシェア事業化推進プロジェクトリーダーを務めている。客室乗務職掌を兼務
▼紹介URL
https://www.anahd.co.jp/ana_news/2024/02/19/20240219.html
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あなたはいつ終活に取り組みますか?
~ライフプランの中で考えるなら~
2024年11月30日(土)20:30-22:00 Zoomオンライン
最近よく耳にするようになった「終活」。「まだまだw」なひとも「そろそろ?」なひとも、気になる「いつから」はじめればいいのか、モヤモヤしますよね。結局、「まだ関係ない」「何から手をつけたらいい?」「調べるのめんどくさい」となかなか始められなかったり。そんなギモンにひろみ先生がやさしく答えちゃいます。自分のため、大切な人のため、「~ればよかった」を「~してよかった」に変えること、ちょっとだけ考えてみませんか。
【SEECILALA限定イベント】会員の方はFBグループイベントページにリンクがございます。一般の方には後日アーカイブ公開を予定しております。
◆運営について
この活動は、NPO法人SECIプレイスの社会教育の一環としての位置付けでもあります。
運営メンバー(五十音順):青木千恵 青山純平 大崎功一 梶並珠美 中村恒司 原田篤史 眞島かな子
レポート作成:NPO法人SECI プレイス
取材:田中やえ/村松成治
ライティング監修:清水美也子@Assemblage LLC
ライティング/WEB構成:水野昌彦@ideal brands.jp LLC
主催代表:大村信夫(片付けパパ)